2023/08/07
原水爆禁止世界大会・長崎に参加
原水爆禁止2023年世界大会は後半に台風6号の影響を受け、長崎大会は7日に開会総会を通常通り開催できましたが、8日は分科会を午前中のみの開催とし、午後から閉会総会を行うという2日間の短縮日程で実施されました。
今年の世界大会のスローガンは「被爆者とともに、核兵器のない平和で公平な世界をー未来のために」でした。
被爆者の方のお話では「被爆者を待っていたのは貧困と病気、差別と偏見でした。また、人間として生きること死ぬことも、人間らしく生きることも許さない。核兵器は絶滅だけを目的とした凶器の兵器です」。
韓国人被爆者の方は「原爆投下という罪に対してアメリカが、その責任を認め謝罪することです」などと発言されていました。
最後に、原水爆禁止世界大会で被爆者の声や各国からのメッセージ等を直接聞くことが大切であり、まだ、参加されていない方は参加すれば貴重な体験ができると思いました。
(北陸N)
世界大会には何度か参加してきましたが、国際会議の席で一人一人の発言に耳を傾けたことは初めてでした。愛知の平和行進を通じて知り合った海外の知人・懐かしい顔ぶれとともに、現在進行形で起こっている海外での出来事を深く知る機会となりました。広島・長崎の被爆者の証言を聞くことも市民レベルで活動されている国内・海外の動きも知ることができました。「平和運動」を前進させるために必要な考え方を学ぶ良い機会となりました。
大会は、台風の影響で一日早く終わってしまいましたが、内容はギュッ!!と詰まったものでした。国際会議にも参加しました。海外代表の中で意見の相違があって、多数決で大会宣言が作られた「起草委員会の報告」も受けました。
広島でも長崎でも「被爆者には時間がない」という平均年齢85歳を超え、核兵器がなくなるまで死んでも死にきれないとの思いが、ヒシヒシ伝わる発言。核使用までの時計の針が進んでしまったこと。世界の核抑止論に固執している人たちへの批判は凄まじいものです。国内も海外も当事国の人もそうでない人も。
世界中の若い世代が被爆者から経験を聞き、被爆者に代わって核兵器はなくさなければならない!!と相次いで声を上げていました。親子で参加する人や、孫と一緒に参加する被爆者もいました。
(愛知ブロックS)