2023/12/22
団交だより 三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行 Sさん問題 第2回団体交渉開催
11月10日のSさん問題の第1回団交に続いて12月22日、第2回目の団交が、開催されました。
第1回団交で銀行側から表明された丁寧な対応がなかったとして、係替えにあたっての会社側の説明が行われたことを踏まえて、協議が進むものと組合は、期待していましたが、銀行の対応は、丁寧な対応を会社側もできなかったが、Sさんもコミュニケーションにおいて不十分な面もあった。今後の解決の上で、双方のコミュニケーションの成立のために職場で双方努力をした関係の改善をして、今後を進めたい。会社が発表した人事発令は、会社として簡単に変更はできないとの対応を示してきました。
この銀行対応を受けて、新しい職場へ移って主治医から出された心の病での3ヶ月の休業を要すという診断書を提出して、新しい職場での業務につくことはできない状況で、有給休暇もなくなったことから健康保険組合の傷病手当の支給手続きを取って休職を要求、会社もその手続きに応じてきました。
組合は、納得できない係替えの発令直後の9月1日に、Sさんは、上司の副部長とのやり取りに今回係替えの会社側の問題もあったのではないかと指摘し、Sさん転出後の職場の事務量の滞留増加状況からこの人事は判断ミスではなかったかと交渉を進めています。
第2回団交では、銀行都合で1時間の短時間の中、十分な協議ができませんでした。発令後のSさんと上司の発言を会社が言うような「いった」「いわない」論で良しとする銀行対応は「人事権は絶対」という銀行姿勢を反映するものです。弱い立場の職員が勇気をもって実態の解明を求めて団交での発言をしていることに、会社側の「丁寧な対応ではないことを明らかにした」ことを踏まえて、引き続き現職復帰を求めて交渉の予定です。