2024/01/01
中労委報告 あおぞら銀行不当労働行為事件
2023年3月14日に東京都労働委員会で、あおぞら銀行の不当労働行為の救済を求めた事件の命令が出ました。
組合が、銀行による組合員への懲戒処分の不当性とその後に行われた「隔離部屋」への配転等の不利益救済を求めたのに対して東京都労働委員会は「組合加入前の事件」を理由として懲戒処分の不当性を認定しなかったものの、その後の銀行による団交開催申し入れを拒否する中で行われた配転等の不利益処分は不当労働行為であるとして取り消し謝罪命令が出されました。
組合は、「組合加入前の懲戒処分」として不当労働行為を認めなかった初審命令を不服とし、銀行は「懲戒処分後の隔離部屋への配転」などを不当労働行為とした同命令の取り消しを求めて、それぞれが中央労働委員会へ再審査申立を行っています。
中央労働委員会では既に4回の調査が行われ、12月7日の第4回調査で公益委員から和解提案があり労使双方和解の協議に臨むことを確認しました。