2024/01/29
中労委で和解成立 あおぞら銀行不当労働行為事件
「あおぞら銀行不当労働行為事件」は中央労働委員会で和解が成立したため、金融ユニオンは次の声明を発表しました。
「あおぞら銀行争議」和解にあたっての声明文
2024年1月29日
全国金融産業労働組合
中央執行委員長 黒田清美
東京都労働委員会において2023年3月14日に出された、あおぞら銀行不当労働行為事件に関する命令に対して、当組合と銀行がそれぞれ異議を唱えて中央労働委員会に再審査申し立てがなされていた事件が、2024年1月29日に中央労働委員会で、双方和解の形で解決に至りましたので、ここにご報告させていただきます。
この事件は、あおぞら銀行と全国金融産業労働組合（以下「金融ユニオン」という）との間で起こった事案で、 金融ユニオンのホームページで組合の主張は、既に公表掲載されています。さらに2023年3月14日に東京都労働委員会から出された命令の内容も、当組合のホームページなどに掲載されています。
これまで銀行と労働組合の間で紛争となり、皆様に、ご心配をおかけしましたが、中央労働委員会での和解協議において、下記２点の公表を確認して今後、銀行と労働組合が良好な労使関係の構築を図ることになったことを改めてご報告いたします。
解決の内容は、和解において次の２点の公表を確認しておりますので、お知らせします。
- ①会社は、銀行業務のさらなる適正化を目指すとともに、現場で働く行員の声を受け止め、行員が働きやすい職場環境の構築に努力をすることを確認する。
- ②会社と組合は、今後、会社の行員が組合に加入し、労使関係が生じることとなった場合には、組合員の労働条件について誠実な交渉により、合意を図るなど、相互に良好な労使関係を構築するよう努めることを確認する。
というものです。組合としては、本件和解で確認した、極めて「当たり前」の事を、今後、労使間で誠実に履行していくことに努めてまいる決意を新たにしています。
長きにわたる皆さんのご支援に心より感謝申し上げ、ご報告とさせていただきます。
以上
