2022/07/20

【22春闘】物価高騰なのに今年も「賃上げなし」?

 物価高騰・円安で労働者の賃上げが社会的にも要請されるなど「待ったなし」の状況であったにもかかわらず、今年も多くの金融機関はベアゼロ回答に終始しました。ひどいところでは、人事担当者が「ベアって何のこと?」などと組合に質問してくるなど、およそ生活改善には程遠い交渉となっています。

 皮肉にも、経済団体やマスコミからも「先進国最低の日本の賃金」「韓国にも追い越された日本の賃金」などと揶揄されるありさまにまで落ち込んでいます。残念ながら、金融ユニオンは職場で多数派を占めるまでには至っていないため、春闘での賃上げ相場を左右することができていません。

 それだけに、毎年の春闘では職場のささいな問題にもこだわった要求作りに取り組み、実現に向けて交渉を進めています。

不誠実対応目立つ22春闘

 長引くコロナ禍で、組合活動が停滞していることなどもあって、経営側の労働組合無視・敵視とも思われる対応が目立っています。

 併存組合との差別扱い、団体交渉への理不尽な制限や干渉、弁護士任せの労使交渉等々。

 このような不誠実な対応は、本部と連携して抗議申し入れを行うなど、迅速な対応が求められています。


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