2022/07/20
【22春闘】枚方信金(大阪)で賃上げ回答 8,172円(2.57%)
昨年(2021年)10月に大阪事務所への労働相談をきっかけに新しく組合員が誕生した枚方信金では、これまで企業内に労働組合がなかったため、今回が初の春闘になりました。
2022年5月13日に行われた団体交渉では、賃上げ要求に対する回答が出されました。回答は昇格昇給を含む平均8,172円という、企業内の賃金システムに則った中身で、年齢や考課結果によっては賃上げ「ゼロ」という人も生まれています。
金融ユニオンは「生活必需品を中心に相次ぐ値上げのもとで、年齢や人事考課などに関係なく全ての労働者への賃上げが不可欠」としてベア(賃金底上げ)回答の再検討を求めました。
2022年6月23日の団体交渉では、組合が開示を求めた女性管理職者の比率や毎月1回開催されている衛生委員会の議事録を示しました。
それによると、女性の管理職比率は3.8%で、「管理職の一歩手前の」係長の人も加えると27.5%という数字になっています。男女の平均賃金の格差は月額11万5,069円で、20歳から24歳では月額2,380円で、得意先係の手当などによる差額にとどまっています。同信金によれば「年齢、職位が同じであれば実際のところ男女に差はありません」とのことです。
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